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いま「ファイナルファンタジーXIV」を始めると,イシュガルドに何時間でたどり着けるのか

「MMORPG」というと昔から,とかく時間が掛かるものというイメージが定着している。ましてや,そのゲームの一番旬で面白い,いわゆる“最前線”にたどり着くには,もしくは追いつくには,かなりの時間が必要になることが多い。やはり,キャラクターの成長やアイテム収集は,時間をどれだけ使ったかがものを言うからだ。

 そんな中で,スクウェア・エニックスのMMORPG「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド」PC / PC / PS4 / PS3 / Mac。以下,FFXIV)はと言うと,これまで4Gamerで掲載したレポート記事で紹介したとおり,やる気さえあれば,最前線のプレイヤーに追いつくのはさほど難しくはない仕様だ。
 とくに,パッチ2.0~2.5で遊べる「新生エオルゼア編(新生編)」は,難度やアイテム入手に関していろいろと緩和されており,現在の最新ストーリーである「蒼天のイシュガルド編(蒼天編)」まで,ほぼ一直線で遊べるようになっている。

 では,実のところ,どれだけの時間プレイすれば,蒼天編までプレイできるのだろうか。これについて,FFXIVのプロデューサー兼ディレクターである吉田直樹氏が,興味深い発言をしている。
これは2015年12月に掲載したインタビューでの発言で,それによるとパッチ2.0「新生編」から,パッチ3.0「蒼天編」までは,30時間足らずで到達できるという。最前線とまではいかないが,かなりのスピードだ。
 ただ,これがストーリーやカットシーンを楽しんだうえでの実時間かというと,さすがに,そういうわけではない気がする。「カットシーンを省いて,単純に攻略時間を縦積みしたもの」ではないかと思うのだが……。担当編集者がスクウェア・エニックスの宣伝担当を通して,改めて吉田氏に確認したところ「一日2~3時間のプレイで,レベリングルーレットや討伐手帳を最効率で使った場合を想定」しているとのことだった。では,初心者が効率自体を求めず,気ままに通しプレイをすると,何時間くらいでイシュガルドに到達できるのだろうか?

 「じゃあ,検証してみようか」(担当編集者)ということで,MMORPGのプレイ経験はあるものの,FFXIVについては未プレイだった筆者に無茶振り……もとい白羽の矢が立ち,実際にプレイ時間を確かめてみることになった。

 簡単なルールとしては,上でも述べたとおり,あくまで新規プレイヤーがストーリーを楽しむことを前提としたいので,タイムアタック的なネタではあるものの,メインストーリー関連のカットシーンを飛ばさずにしっかり楽しんで見るものとする。ギャザラーやクラフター,さらにジョブに関係しないクラスは触れないこととした。

※今回プレイしたのはパッチ3.2~3.35の期間となっている。今後のアップデートでゲーム内容が変化する可能性がある点にご了承いただきたい

キャラクターはミコッテのサンシーカーで,クラスは槍術士。ワールドは人口が多いところを選んだ(ほら,マッチングとかあるし)。槍術士を選んだのは蒼天編のストーリーが「竜詩戦争」をテーマにしたものらしく,なんとなく竜騎士(槍術士が転職できるジョブ)が活躍しそうだったからだ
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FFXIVのプレイがスタート。初心者じゃなくても「初心者の館」には絶対行くべき


 選んだクラスが槍術士なので,ゲームのスタート地点は「グリダニア」になる。操作方法などのチュートリアル的なクエストをこなしつつ,メインクエストのみを選んで受けていく。どのクエストもお使い程度で,難度はさほど高くない。順調にクエストをこなしがら,約3時間ほどでレベル11になっていた。ただ,この調子だと,やはり18時間でレベル50は難しいかも,と思い始める。

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「新生エオルゼア」のロゴにも使われているメテオマークを模したアイコンが,メインクエストを示している。今回のプレイでは,これを渡り歩くようにプレイしている
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メインクエストをプレイしているだけで装備品が手に入る。同時にお金も入手できるが,現状はテレポ代ぐらいしか使い道がない。後々のために貯め込んでおくことをオススメする

 それから1時間(計4時間)ほどでレベル15になった。レベル15になると,「初心者の館」にチャレンジできる。これはパッチ3.2で実装されたコンテンツで,その名のとおり,初心者がパーティプレイでどう動けばいいのかをレクチャーしてくれる場所だ。
 ここでは,この時点で比較的性能の高い装備品が入手でき,さらにレベル30以下まで戦闘で得られる経験値が+30%される「ビギナーリング」が手に入るので,忘れずに進めておきたい。
 ちなみに初心者の館で受けられる訓練は7つあり,すべてプレイしても30分ほどで終わる。初めてFFXIVをプレイするプレイヤーはもちろん,2キャラめ,3キャラめを育てているベテラン光の戦士にもオススメだ。

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NPCの説明に耳を傾けながら訓練をこなしていく。今後のパーティプレイに必須の内容が詰まっているので,必ず訓練を受けよう
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報酬のリングは,経験値アップの効果も嬉しいが,装備品としての性能が結構高いようだ。初心者の館で手に入るビギナー装備一式は,レベル23前後まで役立ってくれた


初めてのインスタンスダンジョン。ちょっと不安だったが?


 初心者の館に入れるレベル15は,同時に最初のインスタンスダンジョン(以下,ID)である「天然要害 サスタシャ浸食洞」に挑戦できるレベルでもある。
 巷では,FFXIVのIDは「ギスギス」している,なんて話も耳に入るので,参加しづらいという人がいるかもしれない。が,実際にはマッチングしたベテランプレイヤーが,サクサクと先を進んでくれたので,そんなことは感じなかった。

 担当編集者にそのあたりを聞いてみたところ,プレイヤーがギスギスするほど真剣にぶつかり合うのは,高難度コンテンツくらいなのだとか。もちろん,何度も全滅するようだと,雰囲気が悪くなるかもしれないが,それはどんなゲームでも同じだろう,とも話していた。言われてみれば,たしかに納得。
 ただ,タンククラス(剣術士や斧術士)で参加するときは,パーティを先導する役割が多いので,スタート時に「まったくの初心者」であることを伝えたほうがいいとのことだ。

 そんな感じで,なんの問題もなく序盤のIDは突破できてしまった。ID攻略そのものよりも,「コンテンツファインダー」でパーティをマッチングする,いわゆる“シャキ待ち”のほうが長かったくらいだ。

「天然要害 サスタシャ浸食洞」に続いて,「地下霊殿 タムタラの墓所」や「封鎖坑道 カッパーベル銅山」もクリア。最初の挨拶で「初見です」と,初心者であることのアピールも欠かさない
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 初の蛮神戦「イフリート討滅戦」(ここまでのプレイ時間は約11時間)も同様で,このときはシャキ待ちが1時間ほどかかっている(※プレイ時間やサーバー,クラスによって状況は異なる)のだが,クリア時間は10分ほどだった。こればっかりは,仕方がないのだろうか。
 ところで,イフリートのHPがかなり削れたところで,ほかのDPSのプレイヤーから「LBを(使って)!」とチャットで発言があったのだが,筆者は何のことだかさっぱり。そのまま殴り続けて無事に倒せたが,のちにLBについて調べてみたところ,パーティプレイ時に使える「リミットブレイク」という必殺技的な攻撃であることが分かった。

 どうやら,サスタシャ浸食洞へ入ったときにHowToがポップアップ表示されていたらしいのだが……初のIDということもあって,ほかのプレイヤーを追いかけるのに必死で見落としていたようだ。いまであれば,初心者の館のタイミングで教えてくれても良さそうなものだが。ともあれ,リミットブレイクの説明は,システムメニューのHowToリスト「バトル」関連にあるので,余裕があるときに確認しておこう。

ここで「LBとはなんぞや?」という疑問を抱かなかったら,さらに使わない期間が長くなっていたかも。のちに,リミットブレイクのアイコンをショートカットに登録
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 「イフリート討滅戦」後,所属するグランドカンパニーを「黒渦団」「双蛇党」「不滅隊」から決めることになるのだが,所属後に軍票1000と交換で初の騎乗ペットとなる「マイチョコボ」がもらえることを前もって調べていた。ということで,クエストを進めながらF.A.T.E.をめぐって軍票集めに走る。

 そして,「準備万端!」と意気揚々にグランドカンパニーの受付へと足を運んだ筆者。マイチョコボをもらうために,実際に必要な軍票数が200だったことを知る。どうやら緩和されていたらしい。メインクエストをこなしながらだったとはいえ,時間経過を調べる今回の企画で,タイムロスは痛い。なんと2時間も潰してしまった。情報が古くなっていくのもMMORPGらしさだな! と,自分を納得させて攻略に戻ることにした。

マイチョコボの入手自体はメインクエストに関係ないが,マップの移動時間の短縮につながるので,優先的に入手を目指した。入手後は,シャキ待ちの時間を使い,未踏マップを回って各エーテライトを開放しまくるのが日課に
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レベル30で竜騎士にジョブチェンジ。クエストで,ついにレベル制限の壁が


 グランドカンパニーに所属した後は,お使い的なメインクエストがしばらく続く。これらを順にクリアしていくだけでポンポンとレベルが上がり,また装備品も揃っていくので,ストーリーを純粋に堪能できる。

 さて,このように順調ではあったが,プレイ時間は,ID「名門屋敷 ハウケタ御用邸」の攻略途中で18時間を経過していた。先ほどの2時間のロスもあったが,やはり各カットシーンをじっくり見ていると,これくらいにはなるのだろう。ともあれ,過ぎた時間はどうしようもないので,そのままプレイを継続しよう。
 その後,20時間の段階で槍術士のレベルが30に到達。同時にタイタンに関するメインクエストもスタートしたのだが,ここは竜騎士になるために必要な斧術士レベル15を目指すことにした。槍術士クラスのままで進めることも可能だが,基本の攻撃力が上昇することや,ジョブのみで覚えられるアビリティとスキルが存在するため,できればレベル30になった時点でジョブへの転職をオススメしたい。

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斧術士のレベル上げが優先なので,サブクエストやギルドリーヴをフル活用して経験値を稼いでいく。3時間ほどで斧術士レベル15にできたので,グリダニアに戻って竜騎士への転職クエストを行う
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竜騎士の転職クエストを進めていくと,「蒼の竜騎士」エスティニアンや「竜の眼」など,蒼天編に関わるキャラクターやキーワードが登場し始めた

 竜騎士への転職を無事終えて,どんどんメインクエストを進めていったが,25時間めにレベル32で受けられる「ブレイフロクスの珍チーズ」で,クエスト受諾のためのレベル制限に引っかかってしまった。
 ここまではメインクエストクリア時に得られる経験値と,初心者の館でもらった「ビギナーリング」のお陰で,わざわざレベル上げをしなくてもサクサク進めることができたが,ついにレベルの壁が見え始めたわけだ。

 このあたりからレベル50までは,たびたびメインクエストのレベル制限に引っかかることになるので,その都度レベル上げが必要になる。コンテンツルーレットやコンテンツファインダーによるインスタンスダンジョン攻略,F.A.T.E.めぐり,ギルドリーヴ,サブクエスト,討伐手帳,攻略手帳などを駆使して経験値を稼ごう。

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今回はタイムアタック的な内容なので,急ぎすぎた感はある。実際は,1日1回のコンテンツルーレットや,適正レベルのサブクエスト,討伐手帳,攻略手帳をこなしていくと自然にレベル制限を越えられるのかも。ちなみに,攻略手帳は毎週火曜日(17:00)にリセットされるので,1週間のスパンでクリアしていこう
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終盤のメインクエスト「十二賢者の行進」を受けられるレベルは49。その手前のクエストの受諾レベルが46で,3レベル分の開きある。ここがもっともレベル上げが厳しいところかも。ちなみに,何度も通うことになる「砂の家」は,リムサ・ロミンサから船で移動するのが,実は一番の近道だ

 序盤から中盤にかけては,比較的サクサクプレイできたが,レベル30からはどうしてもレベル上げが必要なこともあり,ここでプレイ時間が大きく延びた。MMORPG経験者らしく,割と効率的にプレイしてきたはずの筆者でも,レベル40までに約35時間,レベルキャップであるレベル50で約52時間かかっている。だが,ここまでくれば,クライマックスまでもう少しだ。
[2016年09月12日 作成]

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